次亜塩素酸水 空間除菌と安全性
NHKの誤報道による社会的混乱とその経緯

結局私達は、なにで除菌をすればいいのでしょう??
2020年5月から6月にかけて、次亜塩素酸水を巡るマスコミ報道で社会的に大混乱が起こりました。
この件について疑問が大いに残っている方が多数いらっしゃるのではないでしょうか。
今日は新型コロナウィルス対策と除菌液を巡っての社会的混乱の経緯とその結果について書いてみたいと思います。
なかでもこんな疑問がおありかと思います。
なぞ
①次亜塩素酸水の噴霧は危険だ、は本当?
②なにで除菌するのが妥当なのか?
③アルコールは入手できるようになったけど、手が荒れてボロボロになるので、小さな子供に使用するのは躊躇してしまいます。
④衣服や靴、眼鏡、顔、髪などウィルスはどこにでも付着しているのでは?アルコールでは衣服や顔などは除菌できないので困っています。
⑤飛沫感染以外にはマスクってあまり意味がないように思いますが・・・・?
依然として疑問と問題は残ったまま、という状況の方が多いのではないでしょうか。
「情報が錯綜していて、結局よく真偽が分からない」という状況ですね。
そこで今回は、
・この騒動のきっかけと経緯
・現状どういう事になったか
・ではどーすればいいの??
について、現時点でベストだと方法
を書いてみたいと思います。
が、
騒動の件を書く前に、前提をお話しておこうと思います。
通常のマスクについて
コロナウィルスの大きさは約100nm(1億分の1m)です。一般のマスクはその数百倍の網目の大きさ。
そもそも論として花粉とウィルスは大きさが違いますので、マスクをすれば安心、という事ではなく、飛沫を防ぐ目的以外では無理があります。
そして感染経路は主にウィルスが付着した手で目、鼻、口をさわることで感染するのが主な原因です。手指消毒とマスクをして口を覆えば感染しない、という事ではありません。
という事は、手や髪の毛、顔、衣服、目、眼鏡、外出時持って出たバッグ、靴、などを含め、除菌する事ができるのが一番理に叶った方法であると思います。
また、アルコールで手指殺菌をする事については、コロナのようなエンベローブ(殻)があるモノにはアルコールは効果は薄く、また手荒れを起こしますし、目、鼻、口に使用できません。また手荒れなど含めた傷から感染しやすくなる事実も否めません。小さい子供さんがいらっしゃるご家庭などでは躊躇してしまうと思います。
そういった意味で本来は
<正しい次亜塩素酸水>=<電気分解による微酸性電解水の微酸性次亜塩素酸水>
であれば、(次亜塩素酸ナトリウム系の次亜塩素酸水ではありません。)小さい子供さんやペットにも問題なく、手だけでなく、全身やお顔、髪の毛、にもシュシュっとできるため、一番効果的で手軽、そして経済的で理に叶った方法だと思うのです。
百貨店やスーパーでパッケージされていないお野菜や果物を買った時は?
買い物後のビニール袋は?
宅配で配送されてきた荷物や郵便は?
衣服や携帯電話は?
考えてみればキリがないはずです。
何しろ、ウィルスはどこにでもついているのですから。
ウィルスを全て除菌する事は難しいと思います。
ただ、気になるところに、どこででもスプレーできて無害で無臭のものがあれば安心ですよね。
しかも 目に入っても問題なく、うがいもできる。(歯科医では歯周病予防として使用されている実績があります。)
という事は
加湿器で部屋中に噴霧しても部屋の空気も綺麗にして安全で、消臭効果もあるので、施設や店舗、一般家庭、で最も使いやすいものであったはずです。
新型コロナウィルスに対してピュアな【次亜塩素酸水】は有効というデータがあります。
●北海道大学 名誉教授 玉城 英彦 「次亜塩素酸水の新型コロナウイルスに対する不活化に関する実証試験」
https://akarimirai.com/content/images/press/200602.pdf
一般社団法人機能性財団HP
●新型コロナウィルスに対する次亜塩素酸水の有効性について
http://www.fwf.or.jp/topics/index/32
2、そしてそれは小さい子供やペットなどにも安全で問題がないのか?
米国疾病予防管理センター(CDC) ⇒ 「生物組織に対して無毒である」という見解を発表しています。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)
●「Guideline for Disinfection and Sterilization in Healthcare Facilities (2008)」P40
http://dental.nv.gov/uploadedFiles/dentalnvgov/content/Licensure/CDC%20Guidelines%20for%20Disinfection%20and%20Sterilization%20in%20Healthcare%20Facilities%20-%202008.pdf
3、 次亜塩素酸水の空間への噴霧は危険?
噴霧への安全データがでています。
●三重大学大学院 生物資源学研究科 教授 福崎 智司 「次亜塩素酸水溶液の効能 ・ 空間噴霧の効果と安全性 」
https://jia-jp.net/assets/img/press/200610_jia.pdf
前回の記事に詳細は書いていますのでご興味のある方はこちらからご覧ください。

であるにも関わらず、マスコミのご報道から、使用を中止した多くの方がおられます。
そして、現在は、一体なんの成分なのかわからない液体で店舗や百貨店入店時に除菌させられる、これは問題があると思います。
何故なら、除菌と一言にいっても、人体に悪影響を与える可能性のある除菌成分も沢山あるからです。
人間は何万年もウィルスと共存して生きてきました。
例えば、常在菌はある意味で他の細菌と戦ってくれている菌です。人と細菌の共生です。 手の常在菌は皮膚の隙間の奥にいますからアルコールの様に浸透力のあるもので殺菌した場合、そこまで到達できるので常在菌を殺してしまいます。
上記でご紹介している電気分解による微酸性電解水の弱酸性次亜塩素酸水であれば、除菌した直後に細菌を測定すると無菌に近くなりますが5分後に再度菌を測定すると常在菌が測定されます。
手の常在菌は皮膚の隙間の奥にいますからアルコールの様に浸透力のあるものはそこまで到達できるので常在菌を殺してしまいます。
<正しい次亜塩素酸水>=<電気分解による微酸性電解水の微酸性次亜塩素酸水>で手洗いして直後に細菌を測定すると無菌に近くなりますが5分後に再度菌を測定すると常在菌が測定されます。次亜塩素酸と菌が接触すれば細菌を瞬時に殺します。
また、生物は無数の細胞で生体を築いています。またその細胞壁もしっかりしています。
細菌やウイルスは単細胞で通常は細胞壁はそんなに強くは有りません。
(芽胞菌や結核菌は細胞壁が強いです)
従って次亜塩素酸と接触すると瞬時に死滅します。
殺菌効果を上げるにはいかにこの瞬時の次亜塩素酸と細菌、ウイルスの出会いを効率よくするか、です。接触しなければ殺せません。人間の場合体表面は硬い真皮で守られていますので、通常は最近やウィルスが侵入する事はありませんが、怪我をしたりアルコールや次亜塩素酸ナトリウム液で真皮に傷がつけばそこから細菌やウイルスが侵入する事になります。
安全性:
<電気分解による微酸性電解水の微酸性次亜塩素酸水>は、動物の白血球でも作られる次亜塩素酸(純粋なHClO)を使って(善玉活性酸素)、微生物(細菌とウィルス)のみを殺すものです。生物(昆虫も含む)には一切の影響を与えません。皮膚、細胞膜があるからです。この微酸性次亜塩素酸水は有効江塩素濃度が10ppm~80ppmであり、水道水基準です。水道水によって虫が死なないのと同じ、で生物に影響を与えません。

しかし反対に
次亜塩素酸ナトリウム系の除菌液の場合は、トリハロメタンなどの発生が有り、次亜塩素酸の濃度が低いので希釈してもとても10ppm~30ppm(水道水基準)などに落とせず、強いまま使うので毒性が大変強かったり、
アルコールの場合は皮膚に入り込み、常在菌がもとに戻れないようにしてしまったり、と問題があるものが成分やその性質が分かりにくい為、区別できておらず、わからないまま使用している現実があります。
一般に市販されている除菌剤、消臭スプレーに使われている成分は、第四級アンモニウム塩系の殺菌剤です。第四級アンモニウム塩には、いくつか種類がありますが、代表的なのが塩化ベンザルコニウムです。
これは病院で消毒薬として使われているほか、洗浄液、化粧品、脱臭剤、清浄綿など、さまざまな製品に使われています。しかし、殺菌力が強い為、人間に対する毒性も大変強いです。
誤飲すると嘔吐、下痢、筋肉の麻痺、中枢神経の抑制などの中毒症状を起こす可能性があり、また、0.1%以上の水溶液は眼を腐食します。1%以上は粘膜を、5%以上は皮膚を腐食します。その為、皮膚に付着すると、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れることがあります。こういったもので毎日除菌や子供に使用させたりは、本当のところを知ればちょっとできませんよね・・・
ですから、何の成分かわからないものを店舗入店時に使用させらる事はご免被りたいので、私の場合は常にピュアな次亜塩素酸である微酸性電解水を小さなボトルに小分けしたものを持ち歩いています。
まずこの騒動のきっかけと経緯は?
2020年5月~6月にかけて、コロナウィルス感染拡大時の中、アルコール消毒剤の代替えとなる消毒液候補について、独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)が経産省の委託で検証試験を行いました。
その最中、検証試験中間結果発表の途中でことが起こりました。
その1、
5/29に独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)が経産省の委託で検証試験の中間結果が公表されました。
「次亜塩素酸水」 現時点では有効性は確認されず、NITEが発表。
中間報告で試験が継続中の為効果が確認されていない、引き続き試験を継続する、という内容でした。
これを、NHKが
「安全性について確認されていない」などとして「噴霧を控えるように呼び掛けています」
と報道したのです。
試験が継続中である事を伝えなかっただけでなく、これが最終的には誤報だったのです。
最終結果発表までに次亜塩素酸水の新型コロナウィルスの不活化、安全性が証明されたからです。
次亜塩素酸水を噴霧すると危険、というマスコミ報道 ⇒ 根拠がなかった
これが大混乱を巻き起こしました。大混乱になった理由:
次亜塩素酸水については数多くの研究論文、ウィルス殺菌データがあり、医療機関や全国の自治体、学校、畜産、介護施設、などで幅広く利用され、日本の衛星と健康、産業の為に役立ってきたわけなのです。一般社団法人 機能水研究振興財団
微酸性電解水について
http://bisan.fwf-aew.jp/about_SAEW/index.html
現在まで次亜塩素酸水を使用してきた施設や事業者、一般家庭が大混乱。そして
次亜塩素酸製造メーカーだけでなく、日本労働者共同組合連合会までもが次亜塩素酸水は試験継続中である旨の見解を政府に出しました。その、ほぼ同じタイミングで、鳥獣感染症研究で鳥インフルエンザを特定したことで世界的に有名な北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターの試験結果で新型コロナウィルスが30秒で不活化されたとして、WHOに16年の勤務経験もある北海道大学の玉城英彦名誉教授が報道発表しています。
新型コロナウィルスに対してピュアな【次亜塩素酸水】は有効というデータが発表されました。
●北海道大学 名誉教授 玉城 英彦 「次亜塩素酸水の新型コロナウイルスに対する不活化に関する実証試験」
https://akarimirai.com/content/images/press/200602.pdf
その2、
この混乱に慌てたNITEは6/2に
「NITEから次亜塩素酸水の使用を安全面から控えるよう報道を否定」
「NITEからなんらかの見解を示した事実はない」
と強調する声明を発表。
その3、
ところが、6/4に文部科学省がNITEの中間発表で次亜塩素酸水の噴霧器の使用についての通達を出してしまったわけです。
ここで問題なのは、
消費者が判断がつかないやり方で、様々な種類と適応範囲のある事を知らせず、一律に「次亜塩素酸水」として扱った事です。
次亜塩素酸水という名称で流通しているものに、いろいろな成分のものがある事を正確に述べたうえで、消費者が区別のつくように成分表示を明確にしたうえでの発表であれば今回の様な混乱には陥らなかったと思います。
ポイント
次亜塩素酸水というのは食品添加物の殺菌料、いわゆる食品衛生法上の名称です。水溶液そのものが流通することを前提に置いていないため、この様なわかりにくい事態となりました。
以下、とても的を得たわかりやすい回答を三重大・福崎教授がして下さっているので、ご紹介させて頂きます。
Yahooニュースから引用です。
6/11(木) 9:10配信
なぜ「次亜塩素酸水」が問題とされているのか?三重大・福崎教授
に聞く
新型コロナウイルスの消毒方法の有効性評価で、販売実態や空間噴霧の是非で注目を集める「次亜塩素酸水」。経済産業省と独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が発表したファクトシートの意味は? 三重大学大学院の生物資源学研究科で洗浄・殺菌工学、界面化学、廃水処理工学を専門とし、『次亜塩素酸の科学 ―基礎と応用―』の著者でもある福崎智司教授に話を聞いた。 【写真】家庭で「次亜塩素酸水」の噴霧を行う場合に注意することは? 先日、経産省およびNITEが発表した「『次亜塩素酸水』等の販売実態について(ファクトシート)」が話題です。何が問題なのでしょうか。また「次亜塩素酸水」の有効性を維持するための注意点を教えてください。 福崎智司(以下、福崎)「製品安全データシートが添付されないまま配布されている、または液性に関する表示が不十分あるいは貼付されないまま出回ると、同じ次亜塩素酸水という名称だけでは市民が成分も分からず自己判断で使ってしまいます。消費者が自律した判断で使えるようなデータシートや液性の表示が必要だということを指摘したかったのだと思います。 次亜塩素酸水というのは食品添加物の殺菌料、いわゆる食品衛生法上の名称ですが、水溶液そのものが流通することを前提に置いていません。容器に充填して配布あるいは販売した時点で食品添加物からは外れていますので、配布や販売を行う際には『食品に適用するものではない』ということを注意喚起しなければいけません。また、電気分解で生成した次亜塩素酸水にはpHと濃度に規定がありますので、その規定から外れるとこの名称も適切とは言えません。一方、二液混合で生成した次亜塩素酸水溶液は分類としては雑貨ですので、pHや濃度に規定はなく、食品以外は何に使っても構わないということになります。 次亜塩素酸は酸化作用が強くて反応性が高い反面、濃度の減少が相対的に早く、特に紫外線によって分解が促進される特性があります。日光が当たらない暗所で低温であれば、次亜塩素酸の効果は長持ちします。これはエタノールでも同じことで、高温の場所で保管すると、濃度の減少が早まります」 「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」を混同している消費者も多いです。 福崎「次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは酸性とアルカリ性の違い、そして濃度が大きく違います。その理由は、製造方法の違いにあります。次亜塩素酸ナトリウムは、水酸化ナトリウムという強アルカリ性の溶液の中に塩素ガスを吸収させて生成します。もともとの母液の水酸化ナトリウムがアルカリ性で、できた溶液は水酸化ナトリウムの中に次亜塩素酸が含まれたものです。 一方で次亜塩素酸水は、電気分解で製造します。薄い食塩水を隔膜がある電解槽で電気分解すると、陽極側には次亜塩素酸と塩酸が、陰極側には水酸化ナトリウムが生成されます。陽極側の酸性電解水と陰極側のアルカリ性電解水を混合して、弱酸性電解水を生成します。さらに隔膜を入れず、塩酸を出発物質にして、電気分解した生成物を微酸性電解水と言います。各電解水において、一定のpHと濃度の規定範囲にあるものを次亜塩素酸水と呼びます」 同様に「『次亜塩素酸水』の空間噴霧について(ファクトシート)」も話題ですが、「次亜塩素酸水」を噴霧して消毒効果はあるのでしょうか? 福崎「私も研究していますし、欧米の学術論文にも出ていますが、次亜塩素酸水を超音波式で噴霧した微細粒子が微生物やウイルスに接触すれば、必ず除菌効果が出ています。ただし、水溶液そのものではなく霧状にすることで、対象物に届くまでに濃度が減少します。私たちはもとの水溶液が、ある一定の距離に到達した時点での濃度を測定しています。空間噴霧といえば空間全体を消毒するかのようなイメージを持って話をする専門家も多いですが、決してそうではないのです。 実際に空間噴霧を見たことがあると思いますが、上に吹き上げられた微細粒子は次第に落下を始め、やがて目に見えなくなります。目に見えなくなった微細粒子からは気体状の次亜塩素酸が揮発しています。気体というと通常は部屋全体に拡散するのですが、実際は次々に上から落下してくる微細粒子に吸着して吸収され、それを繰り返しているうちに濃度勾配ができます。つまり床に近いほど次亜塩素酸の濃度が高く、私たちの顔の位置、そして天井に近くなるにしたがって低くなります。空間の微生物を制御する際に、微生物がどこにいるかということを考えてみてください。微生物は浮遊するよりは何かに吸着したほうが安定するので、浮遊菌より付着菌のほうがはるかに多く、さらに床に近づくにつれ数が多くなるのです。浮遊している菌は換気をすれば、ある程度希釈されて薄まりますが、換気だけで室外に出ない付着菌や床の菌をどうするか、というのが問題なのです。 空間噴霧の微細粒子は落下して、膝から下に溜まっている菌に作用します。たとえば汚れた空間で噴霧を行うと、私たちが着座した状態や起立した状態で顔の位置にくる次亜塩素酸はほぼゼロです。これを長時間続けていて、初めて2~5ppbという薄い濃度になります。ちなみに作業環境許容濃度というのがあって、1日8時間、週40時間暴露しても人体に影響のない濃度が定められていて、塩素ガス(次亜塩素酸の代替指標)に対しては0.5ppm(=500ppb)で、このわずか1/100から1/250程度の濃度が顔の付近に漂うので、決して空間全体を消毒するという概念ではありません。 私たちは企業から依頼があれば濃度測定を行い、測定データに基づいた技術指導を行なっています。データを持たずに販売している企業に警鐘を鳴らすファクトシートならば良いのですが、測定データをもとに正しく販売している企業までもが煽りを受けているのは残念な状況です」 ※福崎智司の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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ここまで
その4、
6/26のNITEの最終報告で【次亜塩素酸水溶液は新型コロナウィルスを殺菌する効能がある】という事が証明されたあとの6/28の日本テレビ「真相報道バンキシャ!」に出演した国際医療福祉医療大学の松本哲也教授が、「次亜塩素酸水を使うと結膜炎になる恐れがある」などと発言をしたことがまた大きな混乱を招きました。
しかし、この松本哲也教授の次亜塩素酸水を噴霧すると危険、というコメントは、ファクトシートに記載された個人的見解のメモ書きが反映されたようなのです。
これがもう、「はあ?」な状態です。
※ファクトシートとはいわば委員の個人的な見解を示すメモ書き程度であり公的な見解ではありません。根拠に基づく内容でないものを影響力のあるテレビで発言をした、という事になります。
これまで数十年間にわたり、【次亜塩素酸水】の名称を語る【次亜塩素酸水もどき=混和水とも業界では呼ばれます。要は本当の厚労省が認可している次亜塩素酸水、以外】が、違法ながら市場で販売されてきていた事が露呈し、【次亜塩素酸水もどき=混和水】は次亜塩素酸ナトリウムが原料で、クエン酸や塩を混ぜて作られるものですが、これは効果が不安定である事、次亜塩素酸ナトリウム自体に殺菌効果はない事、ppm値が高く、手荒れや臭いの原因にもあり、それこそ、次亜塩素酸ナトリウムの加湿器での噴霧は危険です。(そもそも、次亜塩素酸ナトリウムとクエン酸などと混ぜて作る希釈タイプは、販売をしてはいけない法規があります。しかし市場で流通しています。これが今回の騒動をややこしくした要因で、次亜塩素酸、と次亜塩素酸ナトリウム系を一般の方が混同してしまったわけです。しかし、これは一般の方だけでなく、報道する側や試験を行った側の有識者たちのなかに知見のない方がいた事も関係しています)
要点3、大事なポイントです!
次亜塩素酸ナトリウムからつくられているものが次亜塩素酸水、という名称で販売されていたこと。
これらを加湿器で噴霧した場合は臭いと手荒れ、腐食などの問題が起こります。政府が問題にしたのはこちらの事でした。
その5
6月26日にnite(独立行政法人・製品評価技術基盤機構)がコロナウィルスに有効な除菌できる成分を公開検査した最終報告で【次亜塩素酸水溶液は新型コロナウィルスを殺菌する効能がある】という事が証明されました。
にもかかわらず、また問題
その6、
ところが、6/4に文部科学省がNITE の中間発表で次亜塩素酸水の噴霧器の使用についいての通達を出してしまったわけです。
で記載したこの内容のあとに、
5/28の誤報道のきっかけと同じように
試験結果報告とは全くの別物の、委員会で審議されていないパンフレットが同時に発売され「人が吸入しない様に注意してください」と空間噴霧に関する記述が盛り込まれました。
これについては
上記の要点2、で書いたように、
これまで数十年間にわたり、【【次亜塩素酸水】の名称を語る【次亜塩素酸水もどき】(混和水とも業界では呼ばれます。)、要は厚労省が認可している次亜塩素酸水以外】が違法ながら市場で販売されてきていた事が露呈しました。これと本来の次亜塩素酸水が正しく区別されないまま報道されたことが混乱を招いた主な原因といえます。
【次亜塩素酸水もどき=混和水】は次亜塩素酸ナトリウムが原料で、クエン酸や塩を混ぜて作られるものですが、これは色々問題があり(次亜塩素酸水もどきは手荒れ、塩素ガス発生の危険があるだけでなく厚労省が認可している80ppm未満の有効塩素濃度を大幅に超える200ppmや500ppmなどの高濃度液が市場で販売されてきており、次亜塩素酸ナトリウムとクエン酸などを混ぜて作るタイプは販売してはいけないという法規があるにも関わらず、流通している実態があったのです。
に関する内容ですが、問題はここでもまた、次亜塩素酸水自体に様々な種類があること、その成分別を精査、明記せず、これが作られたこと、です。
本来、政府が問題にしたのは今回の新型コロナウイルス感染症の問題に便乗して、次亜塩素酸ナトリウム溶液、またはその塩酸中和液の超音波加湿器の噴霧なのです。
しかし次亜塩素酸水と一概にいっても実はこの様に多様な種類、使用法の違いがあります。
それを明記せず、NITEが電解、非電解一括りして次亜塩素酸水と発表したことが大きな混乱をもたらしました。
次亜塩素酸の空間噴霧について(※電気分解による微酸性電解水の次亜塩素酸に限る)
次亜塩素酸ナトリウムを一切使用していない、微酸性次亜塩素酸水=微酸性電解水
の場合は本来、噴霧に最適なものです。何故なら、過去30年間にわたり、介護施設や医療機関で使用されてきた実績、アルコールよりやすく、弱酸性なので、手荒れもしない、口にはいっても問題のない成分でありながら、新型コロナウィルスの不活化証明ができているからです。
にもかかわわず、根拠なく今回の騒動が巻き起こりました。
ここで「?」な事は
次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)を50ppmに薄めて使用する事を主張している大手がある事です。その、次亜塩素酸ナトリウム使用の次亜塩素酸を噴霧すればそれこそ、結膜炎や健康被害がでると思われますが?
これに関しては、CDCも禁止をしています。
本当の次亜塩素酸水とは?
厚労省から次亜塩素酸水の名称を頂いているのは【微酸性電解水】です。
その純粋な次亜塩素酸の溶液を製造し、販売しているのはデイリーテクノ社1社であり12年の実績があります。
このような長く日本の衛生や産業を支えてきた、今こそ、多くの一般の人の健康を守る事に役立てるものを、知見のなさや、誤報道、刷り込み、で消えてしまう事はどうなのでしょうか。。。
本来、多くの人、国に役立つものです。
その6、
結局、NHKは今回の騒動と混乱のきっかけをつくったにもかかわらず、NITEの正式発表の後、5/29の動画をHP上から削除したうえで、謝罪と訂正報道を行わず、加筆修正しました。
以下、
【第二波を招く、NKHの大誤報道 次亜塩素酸水消滅の危機】東京工業大特任教授 奈良林直 を掲載します。
HANADA-2020年9月号
全く理解に苦しみます。
なぜ、海外でも推奨されている素晴らしい技術を消そうとするのか?
何かついつい、大手業界団体の意向があるのか?とうがった見方をしてしまいますよね。
これが今回の騒動のきっかけと経緯、現状どういう事になったか
です。
では最後に、
どーすればいいの??についての私の個人的見解です。
<冒頭の謎 >から順番に書いてみますと、
① 次亜塩素酸水の噴霧は危険だ、は本当?
② では何で除菌するべき?
⇒種類によります。
次亜塩素酸ナトリウムを使用したものは×ですね。
空間噴霧に使用できるのは、噴霧の安全性試験データのある、
次亜塩素酸ナトリウムを一切使用していない、微酸性次亜塩素酸水=微酸性電解水ということになります。
※上記の新型コロナウィルス不活化データ、噴霧安全性データをご参照下さい。
純粋な次亜塩素酸の溶液を製造し、販売しているのはデイリーテクノ社1社であり12年の実績があります。
商品名はアクアサニター(微酸性電解水)です。厚労省から次亜塩素酸水の名称を頂いているのは微酸性電解水です。
③ アルコールは入手できるようになったけど、手が荒れてボロボロ。子供には使わせられません。
⇒アクアサニターは弱酸性です。目や口に入っても問題ありません。歯科医で歯
周病予防にも使用されています。
アルコールは手荒れの問題と手荒れが激しいとそこからウィルス感染リスクが高まります。また今回のコロナウィルスやノロウイルスの様なエンベローブのあるウィルスにはアルコールは効果があまりありません。
④ 衣服や靴、眼鏡、顔、髪などウィルスはどこにでも付着しているのでは?アルコールじゃ除菌無理でしょ?
⑤ マスクってあまり意味ないように思いますが・・・・
⇒おっしゃる通り、無理です。
そもそも、ウィルスは手指だけでなく、顔、髪、服、目がね、バッグ、靴、全てのものに付着しています。
家の中ではドアノブだけでなく、カーテンやじゅうたんなども外から持ち込んでくるので同じ事です。
そして感染経路は目、鼻、口、といわれており、ウィルスのある手で目、鼻、口、などを触る事から感染するわけです。
ですから、手指消毒だけする事にどれだけの意味があるのか疑問です。
本来、顔、髪、服、目がね、バッグ、靴、全て気になるところをシュシュと手軽に人や子供やペットに無害でウィルスにだけ厳しく除菌ができればベストなわけですよね。
それができるのが、アクアサニターです。
有機物に触れると殺菌し、細胞壁がある生物には影響がない、というメカニズムです。
ですから、手のひらなど殺菌する事自体を反対されておられる方もいらっしゃいますが、アクアサニターの場合は常在菌はすぐ戻ってきます。
アクアサニターは
地球と人に優しい、安心できる除菌剤です。
詳細はこちらからご確認頂けます。
https://www.charites.co.jp/blank