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酵素って何?効果は本当にある?

酵素って何?効果は本当にある?

みなさんは酵素ドリンクを飲んだ事がありますか?巷では、いろんな酵素飲料がありますね。

生酵素タイプ、熟成酵素タイプ
野菜や果物が数百種類入っていたり、漢方や乳酸菌や食物繊維が入っていたり、などなど。

美肌に効く、便秘に、ファスティング、ダイエット、代謝、と魅力的な言葉が並びます。

多くの方は、なんとなく酵素は身体にいいもので美容効果も高い、という認識の方が多いのではないかと思います。

そう。

酵素は非常に大切な成分で、私たち人間だけではなく、動物も含めすべての生き物にとって、必要不可欠な成分なのです!
是非、積極的に体内に取り入れたい成分です。

そんな酵素ですが、一般の酵素ドリンクは本当に酵素を体内に摂り入れる事ができているのでしょうか??また、望む効果は得られるのでしょうか?

そこで今日は、

<酵素ドリンクの嘘ホントと、酵素って何?>   をわかりやすくお伝えします。

まず、

【酵素とは何か?】

1926年にJ. B. サムナー が発見しました。
ナタマメから酵素ウレアーゼ*(urease)を結晶化。これはタンパク質からできていたことがわかりました。

<酵素は生命維持、健康と長寿を調節するとっても重要な栄養素です>

酵素は食物を消化分解する他に、生命活動の中では色々な化合物による反応が起こっていて、その反応のほとんどは、酵素の仲立ちではじめて成り立っています。

例えば、人は食べ物を食べると、胃や腸にある様々な酵素が働き、体内に吸収できる大きさにまで分解します。
体内に吸収された食べ物は、さらに酵素がそれを組み立てて、エネルギーなどを作り出しています。

つまり

<体内酵素の触媒作用が身体の全ての働きを担っている> わけです。

消化、呼吸、トイレ、思考、手足を動かす、これら全て酵素が関わっています。

私たちは【酵素がなければ生きていけない】だけでなく【何もできない】とさえ言える存在なのです。

そんな酵素は、ヒトの体内には、約5,000種類以上があると言われています。

酵素はどんなものに含まれているのかというと、新鮮な生の食べ物です。
生の肉や魚、生野菜、果物などです。
醗酵食品や新鮮なものには酵素が入っています。また、日本には多くの醗酵食品があります。みそ、納豆、糠漬け、しょうゆ、などなど・・・。この醗酵食品にも、酵素が豊富に含まれています。

【酵素のもう一つの大きな特徴】

【酵素は反応する相手を選びます(基質特異性)】
酵素は、ひとつのカギ穴にはひとつのカギしか合わないように、それぞれの酵素はそれぞれ決まった物質としか反応しません。アミラーゼが分解するのはデンプンだけ、プロテアーゼが分解するのはタンパク質だけです。

この様に重要な酵素ですが、

一般の酵素ドリンク・サプリ等の疑問点

①酵素は胃で分解され、アミノ酸のレベルになる。その状態から小腸で吸収され、再びタンパク質に合成されて、体内で使用される。
②元のタンパク質を合成するのに、使用されるとは限らない。むしろそれ以外で使われる割合のほうが圧倒的に高い。
③酵素食品を摂取したときに、効果があると思われるものは酵素ではなく、一緒に含まれる他の栄養素が影響していることが考えられる。

ということは、
それをわざわざ酵素食品として摂る必要があるのでしょうか?という疑問です。

つまり、酵素がタンパク質でできているという事は、

「食品として酵素を摂取しても、タンパク質として体の中で受け入れられて、肉や魚を食べた時と同じように、消化器官でアミノ酸に分解される」
ということで「酵素を摂取しても、体内の酵素生成量に変化は起きない」ということです。

実は、酵素には大きくわけて3つの種類があるんです。

化酵素、代謝酵素、食物酵素
という3種類です。

それぞれ役割、タイプが違います。

このように、【代謝酵素】【消化酵素】はもともと体内にある酵素で、生命活動に重要な役割と、消化吸収活動を行う潜在酵素と

【食物酵素】という食物の消化の為の外部から取り入れる外部酵素で、主に生の食物に豊富に含まれる酵素、です。

一般酵素ドリンクは、外部から取り入れる外部酵素にあたります。

 

体内で使用される酵素が不足し、代謝が低下するため足りなくなった酵素を補給しようというのが《酵素ドリンク・サプリ等の考え方》なわけですが、

 

では、本当に、体内で使用される酵素が不足し、代謝が低下するため足りなくなった酵素が補給できるのでしょうか?

結論は   酵素の体内への補給は、一般酵素ドリンクでは不可能なのです。

その理由は

理由①

一般の酵素ドリンクは加熱殺菌されています。まず、その時点で酵素は失活しています。酵素には生きた酵素と死んだ酵素があります。失活、変性している=死んだ酵素、です。

理由②

食品として酵素を摂取してもタンパク質として受け入れられ、肉や魚と同じようにアミノ酸として分解されるので体内の酵素生成量に変化は起きない。

理由③

酵素はそもそも、特定の反応に限られたものにしか効果がないので、野菜や果物の数が沢山入っていたとしても、そのことと身体の中で酵素として使用されているかどうかは別の話である。

酵素食品を摂取したときに、効果があると思われるものは酵素ではなく、一緒に含まれる他の栄養素が影響していると考えられます。つまり、【栄養】としての効果はあるといえると思います。

本当にとるべき酵素とは

生きた酵素=活性のある酵素

です。

 

活性のある酵素にはこんな効果が期待出来ます。

身体の働きをスムーズにしてくれる酵素をしっかり取り入れ、美容・健康・未病に役立てたいものです。

こちらは、“生体酵素飲料”という酵素飲料をレモンライムに噴霧して放置した経過の写真ですが、ビックリの抗酸化力です。

“生体酵素飲料”にご興味はおありの方は  http://www.mizukouso.com

をご覧くださいね。